天然石について

地球上には3000種以上の鉱物が存在しています。

その中で宝石としてジュエリーやアクセサリーに使われているのは約50種類と言われています。

ジュエリーやアクセサリーに使用するいわゆる「宝石」として認められるには以下の3点を満たしていなければなりません。

  • 美しい(特に色が大切です)
  • 日常の使用に耐える硬度が必要
  • 希少

モース硬度とは

鉱物に対する硬さの尺度の1つ。

硬さの尺度として、1から10までの整数値を考え、それぞれに対応する標準物質を設定します。

ここでいわれている「硬さ」とは「ひっかいたときの傷のつきにくさ」であり、「叩いて壊れるかどうか」の堅牢さではありません。

ダイヤモンドは砕けないというのは誤りであり、ハンマーで叩くなどによって角度によっては容易に砕けることもあるのです。

また、これらの硬度は相対的なものであるため、モース硬度4.5と示されている2つの鉱物があったとしても、それらは同じ硬度とは限りません。

蛍石で引っかくと傷がつかず、燐灰石で引っかくと傷つくということを示すのみです。数値間の硬度の変化は比例せず、硬度1と2の間、9と10の間の硬度の差が大きいことも特徴的。

天然石一覧

ア行

カ行

サ行

タ行

ハ行

マ行

ヤ行

ラ行

天然石詳細

アイオライト

結晶系
斜方晶系
基本的な化学組成
マグネシウム・アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
7
主な産地
スリランカ、ビルマ、マダガスカル、タンザニア、インド、ナミビア、アメリカ、カナダ、イギリス、ブラジル
概略
紫青色の美しい透明感のアイオライトは、別名ウォーターサファイアとも呼ばれています。また、鉱物学では、フランスの地質学者コルディエにちなみコーディエライトと呼ばれています。中には、黄緑から黄色がかったものもありますが、青色の透明感があるものが宝石として人気があります。この石は、不純物を排出し、心身を引き締めるダイエットクリスタルです。

アクアマリン

結晶系
六方晶系
基本的な化学組成
ベリリウム・アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
7.5
主な産地
ブラジル、ロシアのウラル地方、アフガニスタン、パキスタン、インド
概略
アクアは水、マリンは海。その名の通り、海の水を意味し透明ですがすがしいスカイブルーや濃青色の石です。鉱物学的にはベリリウムと言う元素を成分に含むベリル(緑柱石)の一種です。グリーンが特徴のエメラルドと同じ鉱物で、色により名称が違います。ピンクはモルガナイト、黄色はヘリオドール、無色はゴッシュナイトと呼ばれ、それぞれの色は混入する微量な元素により変わります。アクアマリンは鉄、エメラルドはクロム、モルガナイトはマンガンによる発色です。アクアマリンは、古く、船乗りたちの守り石とされていました。また、愛の和合をもたらす石として、長く愛用されてきました。海の女神から贈られたパワーストーンです。

アゲート

アゲート
結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
メキシコ、マダガスカル、イタリア、エジプト、インド、中国、スコットランド
概略
アゲートは、火山岩のような岩石中に団塊状に産し、中を割ると様々な色や模様を現しますが、アゲート特有の縞状構造を持つことで、他のカルセドニーと区別します。多結晶の塊で、美しく、硬度が高いことから彫刻を施し、装飾品、工芸品として、用いられいます。アゲートは、真実の石と言われ、快活さを取り戻し、意識の切り替えに役立つパワーストーンです。

アズライト

結晶系
単斜晶系
基本的な化学組成
銅の水酸化炭酸塩
モース硬度の平均値
3.5
主な産地
オーストラリア、チリ、旧ソ連邦、アフリカ、中国の銅鉱床地帯
概略
アズライトは、深い藍青色の銅鉱物で柱状結晶のこともあります(ファセットは稀)。この石は、神聖なクリスタルで、深い洞察力を与え、既成概念を打ち消す力があります。また、別名ブルーカッパー、チェシーライで呼ばれることがあります。

アベンチュリン

結晶系
六方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
インド、ブラジル、ロシア、アメリカ、日本、タンザニア
概略
アベンチュリンは、へマタイトなどの鉱物がインクルージョンされているものと、クロム雲母の微小な結晶によりきらきらと輝くものがあります。産地により色合い、風合いの違いがあり、インクルージョンによっては、帯青白色、帯青緑色、オレンジ色を呈する石もあります。アベンチュリンは、人間関係、家族愛を良くするパワーストーンです。

アマゾナイト

結晶系
三斜晶系
基本的な化学組成
カリウム・アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
6
主な産地
インド、アメリカ、アメリカ、カナダ、旧ソ連邦、タンザニア、マダガスカル、タンザニア、ナミビア
概略
半透明の青緑色のアマゾナイトは、微量の鉛成分により空や海のような硬質のつやを出しています。名称はアマゾン川に由来しますが、アマゾン流域で産出するわけではなく、大河のようにゆるやかに流れつづけて行くと言う意味あいを表しています。雄大なエネルギーと繊細を秘めたパワークリスタルです。

アメシスト

アメシスト
結晶系
六方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
ブラジル、ロシアのウラル地方、カナダ、インド、スリランカ、ウルグアイ、マダガスカル、ナミビア、ザンビア、アメリカ、ドイツ、オーストラリア
概略
水晶の中でも紫色の代表アメシスト。古くから酒に酔いを防ぎ、酔いを醒ますといわれています。これは、ギリシャ語の「amethystos」酒に酔わないと言う意味から由来しています。この石は、多色性で、青、赤みかかった紫にと見る角度により、変化し、虎の縞、羽毛、指紋に似たインクルージョンがあるにが特徴です。また、熱処理により黄色に変化させ、シトリン、シトリントパーズへと姿を変えます。また、一つの結晶にシトリンとアメシストがあるものをアメトリンと呼びます。アメシストは、古代エジプトやユダヤの司祭が宗教儀式に身につけたり、恋人との関係を深く結ぶ石だと言われています。

アレキサンドライト

アレキサンドライト
結晶系
斜方晶系
基本的な化学組成
ベリリウム・アルミニウム酸化物
モース硬度の平均値
8.5
主な産地
スリランカ、ビルマ、ロシアのウラル地方、ブラジル、タンザニア、ジンバブエ
概略
クリソベリルは、黄色、緑色、帯緑黄色、褐色と様々な色を呈します。クリソベリルキャッツアイ、アレキサンドライトは、クリソベリルの変種にあたります。キャッツアイはカボションカットすることで光の光線により、キャッツアイ効果が表れます。これをクリソベリルキャッツアイと言います。また、酸化クロム含有により変色性し、白熱光や自然光により、赤と緑に色が変化するアレキサンドライトが有名です。この石は、邪悪なものを避け、強い守護力が備わり、運勢の転換を図るのに最適なパワーストーンです。

アンドラダイトガーネット(グリーン)デマントイド

結晶系
等軸晶系
基本的な化学組成
カルシウム、鉄、珪酸塩
モース硬度の平均値
6.5
主な産地
ロシアのウラル地方、北イタリア、ザイール、ケニア、イタリア、スイス、フランス、韓国
概略
アンドラライトガーネットは、チタンやマンガンを含みます。最も価値があるものはデマントイドで、エメラルドグリーンの色は、クロムを含んでいます。ダイヤモンドより光の分散が高く、ホーステイルと呼ばれます。インクルージョンがアスベストの細い毛状が特徴です。ガーネットグループは魂の石といわれ、チャレンジする勇気を与えてくれるパワーストーンです。

アンバー(琥珀)

アンバー(琥珀)
結晶系
非晶質
基本的な化学組成
有機質の植物樹脂混合物
モース硬度の平均値
2.5
主な産地
バルト海沿岸、ポーランド、旧ソ連邦、ミャンマー、シシリア、ドミニカ共和国、メキシコ、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、ルーマニア、カナダ、チェコスロバキア、アメリカ
概略
アンバー(琥珀)の魅力は、輝く黄金色のまぶしさ、ミルキーイエローの不透明な色調の愛らしさにあります。アンバー(琥珀)の中には、よく昆虫や苔、松葉などが見られます。これは、何百年前、樹脂に粘着性があった頃に取り込まれたもの。また、アンバー(琥珀)より若い数万年前のこはくを、コーパルと呼び、日光や紫外線により、赤や青の発色する、ブルーアンバーやレッドアンバーなどもある。アンバー(琥珀)は、古く日本、中国で珍重され、金運、健康運などさまざまな効果がある万能パワーストーンと呼ばれています。

イエローサファイア

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
酸化アルミニウム
モース硬度の平均値
9
主な産地
オーストラリア(クイーンズランド、ニューサウスウェールズ)、タイ、スリランカ、アメリカ(モンタナ州)、東アフリカ
概略
イエローサファイアは19世紀終わりまでオリエンタル・トパーズと称されていました。黄色や、帯黄緑色のサファイアは非常に貴重です。サファイアは、頭脳を明晰にして、美意識が高まり、また芸術性の向上にパワーを発揮します。

ウォーターメロン・トルマリン

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
複雑なホウ珪酸塩
モース硬度の平均値
7.5
主な産地
南アフリカ、東アフリカ、ブラジル
概略
ウォーターメロン・トルマリンは、スイカの果肉と皮に色合いが似ていることから、この名称が付きました。

エメラルド

エメラルド
結晶系
六方晶系
基本的な化学組成
ベリリウム・アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
7.5
主な産地
コロンビア、ブラジル、オーストリア、タンザニア、インド、ジンバブエ、南アフリカ、エジプト、アメリカ、ノルウェー、オーストラリア、パキスタン、ザンビア、モザンピーク
概略
エメラルドはアクアマリンと同じ鉱物(ベリル)で、緑色に発色するものを言います。エメラルドの歴史は古く、エジプトのクレオパトラがこよなく愛した石として有名です。この石は、ヒーリング効果が高く、治癒石として最高の力を発揮します。

オーシャンジャスパー

結晶系
潜晶質石英
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
マダガスカル北部の珊瑚礁の海
概略
オーシャンジャスパーは、マダガスカル北部の珊瑚礁の海で、引き潮の時だけに現れる岩石で発見されたことが名前の由来です。この石は、自然がはぐくんだ芸術的なクリスタルで、精神的に落ち込んだ時や、ユーモアやウイットな感覚を養いたいとき、芸術性の開拓に大きなパワーを与えてくれます。

オニキス

オニキス
結晶系
潜晶質石英
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
ブラジル、ウルグアイ、インド、アメリカ、南アフリカ、ナミビア
概略
ギリシャ語で宝石の縞目を表す「オナックス」が語源。本来オニキスは、黒のアゲート、白と黒のアゲート、赤と白のアゲート(サードオニキス)を指します。この石は、悪い誘惑からのがれ自分の主張が言えるようになるといわれています。 和名『黒瑪瑙』 魔除けの石ともいわれ、自分に悪影響を及ぼす人を遠ざける力を与えてくれます。 心身のバランスを保ち、感情をコントロールします。集中力、潜在能力を向上させます。

オパール

オパール
結晶系
非晶質
基本的な化学組成
含水珪酸ゲル
モース硬度の平均値
6
主な産地
オーストラリア、メキシコ、チェコスロバキア、アメリカ、ブラジル、南アフリカ
概略
オパールの独特な色彩は「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」とよばれます。注意点としては、水分を含むため、乾燥するとひび割れが起きます。オパールは二種類あり、その一つをプレシャスオパールと言い、見る角度によりきらめく効果(イリデッセンス)が特徴です。もう一つは、コモンオパール、または、ポッチオパールと呼ばれ、イリデッセンスを示さず、不透明です。オパールは、感性を高め、ヒーリング効果も発揮する石です。

ガーネット

ガーネット
結晶系
等軸晶系
基本的な化学組成
マグネシウム・アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
7
主な産地
スリランカ、マダガスカル、ブラジル、スウェーデン、オーストラリア、ミャンマー、アメリカ、ドイツ、イタリア
概略
古代エジプトからお守りをして用いられた最も古い宝石。赤い石は血行をよくしたり、血を固める効果、兵士たちが流血から逃れるためにつけるなど、血にまつわるお守りとして使われてきました。 身につける人にいつまでも変わることなく愛情と忠誠を尽くす石。肌身離さず持っていると身を守り幸福をもたらしてくれます。

カーネリアン(カルセドニー)

カーネリアン(カルセドニー)
結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
インド、ブラジル、ウルグアイ、アメリカ、南アフリカ、ナミビア
概略
別名コーネリアンと言われ、酸化鉄により赤オレンジ系の半透明、帯赤橙色のカルセドニーの一種です。この石は古くからパワーストーンとして認識され、身を守る護符として使われたり、気力回復を促すといわれています。

キャッツアイ(クリソベリル)

キャッツアイ(クリソベリル)
結晶系
斜方晶系
基本的な化学組成
ベリリウム・アルミニウム酸化物
モース硬度の平均値
8.5
主な産地
ブラジル、スリランカ、中国
概略
クリソベリルは、黄色、緑色、帯緑黄色、褐色と様々な色を呈します。クリソベリルキャッツアイ、アレキサンドライトは、クリソベリルの変種にあたります。キャッツアイはカボションカットすることで光の光線により、キャッツアイ効果が表れます。これをクリソベリルキャッツアイと言います。また、酸化クロム含有により変色性し、白熱光や自然光により、赤と緑に色が変化するアレキサンドライトが有名です。邪悪なものを避け、強い守護力が備わり、運勢の転換を図るのに最適なパワーストーンです。

クリスタルクオーツ

クリスタルクオーツ
結晶系
六方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
ブラジル、スイス、フランスのアルプス地方、マダガスカル、旧ソ連邦、アメリカ
概略
オーツグループは最も種類に富んだ鉱物です。クオーツの中で透明なものを水晶といい、アメシスト、シトリンなどもこのグループです。また、半透明の塊状産出石のグループはアベンチュリン、ローズクオーツ、ミルキークオーツなどです。混晶質の半透明石の美しいカラーのクオーツはアゲート、オニキスなどです。混晶質の不透明のグループはジャスパー、タイガーアイ、ブラッドストーンなどもこのグループに含まれます。クリスタルクオーツは潜在的な能力やパワーを呼び覚まし、進化を促す石です。

クリソコーラ

クリソコーラ
結晶系
単斜晶系
基本的な化学組成
含水銅珪酸塩
モース硬度の平均値
2
主な産地
チリ、旧ソ連邦、ザイール
概略
青く美しいこの石は、ギリシャ語でクリソは「金」コラは「にわか」。かつて金を接着させるために利用されたことが名称の由来となった。普通明るい緑色や青みがかった色で石英やオパールと共生した結晶が宝石として、多く使われています。アメリカでは、とてもポピュラーで人気もある石です。この石のパワーは、地球や大地との絆を感じさせてくれ、オーラを浄化して精神の安定を与えるヒーリングクリスタルです。

クリソプレーズ

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
ポーランド、チェコスロバキア、オーストラリア、ロシアのウラル地方、アメリカ(カリフォルニア州)、ブラジル、オーストリア
概略
クリソプレーズは、色彩が非常に美しいマスカットグリーン色をしています。オーストラリアで良質な石が産出されることから、オーストラリアひすいとも呼ばれることがあります。この石は、誇りや勇気、希望を与える石です。

クリソベリル

結晶系
斜方晶系
基本的な化学組成
ベリリウム・アルミニウム酸化物
モース硬度の平均値
8.5
主な産地
ロシアのウラル地方、スリランカ、ミャンマー、ブラジル、ジンバブエ、タンザニア、マダガスカル、スリランカ、ブラジル、中国
概略
クリソベリルは、黄色、緑色、帯緑黄色、褐色と様々な色を呈します。クリソベリルキャッツアイ、アレキサンドライトは、クリソベリルの変種にあたります。キャッツアイはカボションカットをすることで光の光線により、キャッツアイ効果が表れます。これをクリソベリルキャッツアイと言います。また、酸化クロム含有により変色性し、白熱光や自然光により、赤と緑に色が変化するアレキサンドライトが有名。この石は、邪悪なものを避け、強い守護力が備わり、運勢の転換を図るのに最適なパワーストーンです。

グロッシュラーライトガーネット(オレンジ)(ヘソナイト)

結晶系
等軸晶系
基本的な化学組成
マグネシウム・アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
7.25
主な産地
スリランカ、マダガスカル、アメリカ(メイン州、カリフォルニア州、ニューハンプシャー州)、カナダ、ブラジル、ロシアのシベリア地方
概略
オレンジ褐色のグロッシュラライトガーネットは、マンガンと鉄のインクルージョンによるものです。これは、ヘソナイトと呼ばれ最良質の結晶はスリランカの変成岩や含宝石砂礫層中に産します。また、マダガスカル産のものはシナモンストーンと呼ばれています。

クンツァイト

結晶系
単斜晶系
基本的な化学組成
リチウム、アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
7
主な産地
アメリカ、ブラジル、マダガスカル、パキスタン、ビルマ、アフガニスタン
概略
クンツァイトは、鉱物名はスポデューメンで、ライラックピンク色をクンツァイト、エメラルドグリーン色をヒデナイトと言います。クンツァイトは、1902年アメリカ、カリフォルニアで発見され、鉱物学者のクンツ博士にちなみ命名されました。この石は、愛の成熟度を高め、未来の不安や、気分を晴らし安心感を与えるヒーリングストーンです。

コーラル(珊瑚)

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
炭酸カルシウム、またはコンキリオリン
モース硬度の平均値
3
主な産地
地中海、アフリカ沿岸、紅海、西インド諸島、オーストラリア、マレーシア、日本、太平洋諸島の沖合い
概略
さんごは、ポリープという海洋性動物の残存骨格で形成されています。宝石としては、八放珊瑚類で、浜辺などに打ち上げられているものは、六放珊瑚類です。最も価値が高いのは、赤さんごで、数千年前から、宝飾品に用いられていました。また、地殻変動により、かつて海だった場所が陸地となったことで産出する山さんごもあります。さんごは、海のエネルギーを存分に吸収したパワーストーンで、さんごの発音からも、出産や産後のお守りとされています。

サファイア

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
酸化アルミニウム
モース硬度の平均値
9
主な産地
ミャンマー、スリランカ、インド(カシミール地方)、ビルマ、タイ、オーストラリア、アメリカ(モンタナ州)、タンザニア、カンボジア
概略
サファイアは、コランダムという鉱物で、赤色以外のものをサファイアと言います。最高品質ものは、コーンフラワー(矢車草花)ブルーの石で、これに次ぐのはロイヤルブルーの濃い青色の石です。また、カボションカットにするとルチンのインクルージョンにより、スターを示すものがあります。

サンストーン

結晶系
三斜晶系
基本的な化学組成
ナトリウム、カルシウム、アルミノ珪酸塩
モース硬度の平均値
6
主な産地
ノルウェー、アメリカ、インド、旧ソ連邦、カナダ
概略
サンストーンは、オリゴクレースと言う鉱物で、赤やオレンジ、緑色の平板結晶のインクルージョンを含み、光を反射し、金属的な輝きを発します。この石は太陽を象徴していて、古代ギリシャでは太陽の石、勝利の石として崇められていました。この石は、ライバルの魔の手から身を守りたいときや、何事にも動じない強さを与えてくれます。

ジェイド(ジェダイト/ネフライト)

結晶系
単斜晶系
基本的な化学組成
ナトリウム、アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
7
主な産地
ミャンマー、グァテマラ、日本、アメリカ(カリフォルニア州)
概略
ジェイドは大きくジェダイト、ネフライトの二種類に分類されます。ジェダイトは、輝石のグループで、色の幅も広く緑、ライラック、ピンク、白、赤、青、黒、褐色、オレンジ、黄色を呈します。最も価値があるには、クロムに起因するしたたるような翠色の石で、インペリアル・ジェイドと呼ばれます。また、ネフライトは、装飾品、工芸品として古くから珍重されました。この石は、願い事を成就させる効果があり、人徳を高め、強靭な精神力を培う品位あるパワーストーンです。

シトリン

シトリン
結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
ブラジル、スペイン、マダガスカル、旧ソ連邦、メキシコ、マダガスカル、ジンバブエ、ウガンダ、アメリカ、カナダ
概略
シトリンは、鉄イオンにより黄色や黄金色に発色する水晶のこと。天然産のシトリンは、希少で少ないため市場に出回っているもののほとんどが、アメシストを熱処理したものです。この石の由来は、柑橘類の意citrusからきています。シトリンのパワーは、特に人間関係の改善や、体調不良による治癒石として抜群の効果を発揮します。

ジャスパー

ジャスパー
結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
インド、ベネズエラ、アメリカ(カリフォルニア州)、ロシア、フランス、ドイツ
概略
ジャスパーーは様々な、不純物を含有した、不透明の石英を総称したものです。色彩や模様も豊かで、レッドジャスパーやブラッドストーンは代表的なもの。層の違いを利用して、カメオやインタリオに使われることも多い石です。肉体の強化や、判断力を高める効果があり、生きるための本能を強化します。

スギライト

結晶系
六方晶系
基本的な化学組成
(K、Na)(Na,Fe)2(Li2Fe)Si12O30
モース硬度の平均値
5.5
主な産地
南アフリカ、日本、インド
概略
スギライトは、1977年発見者の村上充英氏の恩師である、岩石学者・杉健一氏にちなみ付けられた名称。半透明の紫石のスギライトは、東洋的なクリスタルで、精神力の強化や、発想力を豊かにする強力なヒーリング力をもたらす石です。

スペサタイトガーネット

結晶系
等軸晶系
基本的な化学組成
マグネシウム・アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
7
主な産地
スリランカ、マダガスカル、ブラジル、スウェーデン、オーストラリア、ミャンマー、アメリカ、ドイツ、イタリア
概略
スペサタイトガーネットは、鉄の含有量が多くなるに従い、暗いオレンジ色から赤色になります。インクルージョンはレース状、羽毛状です。

スピネル

結晶系
等軸晶系
基本的な化学組成
マグネシウム・アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
8
主な産地
ミャンマー、スリランカ、ブラジル、オーストラリア、アメリカ、パキスタン、アフガニスタン、スウェーデン、イタリア、トルコ、旧ソ連邦
概略
スピネルは、ラテン語のとげを意味するspinaに由来します。色のバリエーションが豊富で赤、淡青から濃青、ピンク、紫青、赤紫、紫色などさまざまです。稀に4条スターを示すスター・スピネルの産出もあります。

スモーキークォーツ

スモーキークォーツ
結晶系
六方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
ブラジル、中国、日本、スイス、イタリア
概略
スモーキークォーツの美しいブラウンカラーは、水晶の中のアルミニウムイオンが天然の放射線を浴びたと考えられます。この石は、安眠を誘い、心の闇に希望の光を当てるパワーストーンで、理想を現実化するパワーを与えてくれます。

ゾイサイト(タンザナイト)

結晶系
斜方晶系
基本的な化学組成
カルシウム、アルミニウム、水酸、珪酸塩
モース硬度の平均値
6.5
主な産地
タンザニア、ケニア
概略
ゾイサイトは、一般的にはバナジウムに起因した、サファイアブルーを呈するタンザナイトの呼び名が有名です。タンザナイトは、多色性が強く、紫、青、暗灰色と見る角度により変化します。中には、加熱すると色がエンハンスするものがあります。この石は、古来から霊力の高いパワーストーンとして神秘性を秘めていました。冷静な態度を保ちたいとき、神秘力をつけたいときなどに力を発揮します。

ソーダライト

ソーダライト
結晶系
等軸晶系
基本的な化学組成
ナトリウム、アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
5.5
主な産地
カナダ(オンタリオ州)、ブラジル、インド、ナミビア、アメリカ、ノルウェー、グリーンランド、ソ連、南アフリカ
概略
ソーダライトの名はナトリウム(ソーダ)を主成分とした半透明から不透明の青の色合いを呈する石です。色が類似してることからラピスラズリと混合されやすいですが、ソーダライトは、黄鉄鉱の小片をほとんど含まず、比重が小さいことがラピスラズリと違う点です。この石は物事の意欲を与え、好奇心を探究心に変えるパワーを持っています。

ターコイズ(トルコ石)

ターコイズ(トルコ石)
結晶系
三斜晶系
基本的な化学組成
含水銅、アルミニウム、リン酸塩
モース硬度の平均値
6
主な産地
イラン、メキシコ、アメリカ(アリゾナ州、ネバダ州、コロラド州、ニューメキシコ州)、旧ソ連邦、チリ、オーストラリア、エジプト(シナイ半島)、トルキシタン、イングランド(コーンウォール)、中国
概略
トルコ石の名前の由来は、トルコで採れる石だからだと思われがちですが、実は3000年以上前にペルシャでとれたトルコ石がトルコを経てヨーロッパにもたらされていたことが名前の由来です。旅のお守り、恋人同士の絆を深めてくれます。昔からのいい伝えでは、トルコ石は色を変化させて、それを身につけた人を危険や病気から遠ざけると考えられてきました。ひとくちにターコイズブルーといっても、鉄や銅の含有量によってスカイブルーから緑色まで変化に富んでいます。特に、ネイティブアメリカンたちは、邪悪なものから身を守る最も神聖な「天の神の石」として、あがめていました。

ダイオプサイド(ブラックスター)

ダイオプサイド(ブラックスター)
結晶系
単斜晶系
基本的な化学組成
カルシウム、マグネシウム珪酸塩
モース硬度の平均値
5.5
主な産地
ミャンマー、旧ソ連邦、パキスタン、南アフリカ、オーストラリア、ブラジル、イタリア、アメリカ、マダガスカル、カナダ、スリランカ
概略
通称「ブラックスター」と呼ばれていて、一条の光をあてると、十字の星が現れます。鉄分が多くてマグネシウムが少ないと色が濃くなり、黒色に近くなります。この石の由来は、ギリシャ語で二つを意味する「di」、外観を意味する「opsis」からきています。 理性の働きを強め、物事に対する適正な対応が求められるときの助けになります。解熱鎮痛効果があるとされます。

タイガーアイ(虎目石)

タイガーアイ(虎目石)
結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
南アフリカ
概略
光の反射によって、茶色の地色に金の光の筋が入り、虎の目のように、見える石.日本名は「虎目石」と言う.古代インドでは、最も貴重な石の一つとされていた。この石は、自信を与え、金運、仕事運などに大きなパワーを与えます。

ダイヤモンド

ダイヤモンド
結晶系
等軸晶系
基本的な化学組成
炭素
モース硬度の平均値
10
主な産地
南アフリカ、ブラジル、オーストラリア、コンゴ、ボツワナ、ロシア、カナダ
概略
ご存知、地球上でいちばん硬い鉱物で、語源は「征服されがたい」という意味を持ちます。鉛筆の芯と同じ炭素原子から化学組成されているにもかかわらず、人の(女性の?)心をとらえて離さない高貴な輝きは、アクセサリー、ジュエリーには欠かせない人気の石です。色は、無色が一般的ですが不純物の種類により黄、褐色から緑、青、赤、ピンク、灰色、黒など様々なバリエーションが見られます。この石は、強烈な存在感を示し、人をひきつけるときに大きなパワーを発揮する宝石界の王者です。ブルーダイヤモンド・・・ブルーの色合いとダイヤモンド独特の輝きが注目の石。どこかにブルーのワンポイント使いをすると幸せになれるとされている「サムシングブルー」。隠れたオシャレとしてリングの内側に石がセットされている「シークレットブルー」はペアで思いを込めたアクセサリーとして人気。

チャロアイト

チャロアイト
結晶系
単斜晶系
基本的な化学組成
(K,Na)5(Ca,Ba,Sr)18(Si6O15)2Si4O9(OH,F)・11H2O
モース硬度の平均値
5
主な産地
ロシア
概略
紫と白と黒のマーブル模様は、なんとも言いがたい神秘的なコントラストを醸し出しています。この石は、発見場所のチャロ川に由来します。不透明でつややかな紫のチャロアイトは、人生の転機でチャンスをものにし、気持ちの切り替えに大きなパワーをもたらします。

トパーズ

トパーズ
結晶系
斜方晶系
基本的な化学組成
アルミニウム、フッ素、水酸珪塩酸
モース硬度の平均値
8
主な産地
ブラジル、アメリカ、スリランカ、旧ソ連邦、オーストラリア、タスマニア、パキスタン、メキシコ、日本、
概略
翡翠と並んで、かつて日本の代表的な石でした。色の種類が豊富で、深い黄金色のトパーズ(シェリートパーズ)、ピンクトパーズ、ブルートパーズなどがあります。この石は、太陽の石といわれ、持つ人の魅力や能力を引き出し、周囲の人々に認めさせるパワーがあります。

トルマリン

トルマリン
結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
複雑なホウ珪酸塩
モース硬度の平均値
7.5
主な産地
ブラジル、アメリカ、タンザニア、ケニア、ジンバブエ、マダガスカル、モザンピーク、ナミビア、ビルマ、スリランカ
概略
両極にプラスとマイナスをもち、熱を加えると静電気を発生するトルマリンはその吸着性を生かしてパイプの灰を取る石として用いられたり、健康効果や幸せを呼ぶ石として注目をあつめている天然石です。カラーバリエーションが豊かのも特徴。

パール(真珠)

パール(真珠)
結晶系
斜方晶系
基本的な化学組成
炭酸カルシウム、コンキリオリンおよび水
モース硬度の平均値
3
主な産地
ペルシャ湾、マナール湾(インド洋)、紅海、ポリネシアやオーストラリア沿岸、日本、中国、スコットランド、アイルランド、フランス、ドイツ、アメリカ(ミシシッピー川)
概略
真珠は貝(あこや貝など)の中で異物の刺激に対する防御反応により形成されます。クレオパトラがパールを飲み干した伝説は有名ですが、現代でも化粧品に用いられたり健康食品の素材として活用されています。有機質宝石の中でも独特の気品や艶やかな質感は女性なら一度は身に着けてみたい宝石。パールは、良い人にめぐりあいたい時や、美や若返りにパワーを示す女性のための海からの贈り物です。成分のほとんどが、炭酸カルシウムとたんぱく質から成っており、酸性の溶液につけると、その90%以上は溶けてしまいます。そのため、汗や酸、みかんなどの果汁は付かないようご注意ください。使用後は、やわらかい布で汗やホコリを必ず拭き取ってください。

ハウライト

ハウライト
結晶系
単斜晶系
基本的な化学組成
含水カルシウム、ホウ珪酸塩
モース硬度の平均値
3.5
主な産地
アメリカ(カリフォルニア州)
概略
ハウライトは、黒や褐色の脈が入っていることが多い、白色の軽く、軟らかい鉱物です。通称ホワイトターコイズ。ターコイズと名前にはついていますが、トルコ石とは別の鉱物になります。今やシルバーアクセには欠かせない人気の高い石。 浄化作用の高いヒーリング効果があることで知られ、気持ちを清らかにしたいときに効果があります。

パパラッチャ

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
酸化アルミニウム
モース硬度の平均値
9
主な産地
スリランカ
概略
ピンクがかったオレンジ色のサファイア。非常に希少な石です。コランダムの変種のうち、ルビー以外で独立した名称があるのはパパラッチャだけです。パパラッチャとは、シンハリ語(スリランカ語)で蓮の花のつぼみを意味します。

パライバトルマリン

パライバトルマリン
結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
複雑なホウ珪酸塩
モース硬度の平均値
7.5
主な産地
ブラジル(パライバ州)(リオグランデノルデ州)
概略
パライバトルマリンは、地中海の空と海を思わせるようななんとも美しい青い石です。この色は、インクルージョンに含まれた酸化クロムと銅に起因します。一口に青と言ってもテリのあるブルーからややグリーンがかったブルーがあり、希少性の宝石としては、ベスト3に入ると言われています。

ピンクサファイア

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
酸化アルミニウム
モース硬度の平均値
9
主な産地
スリランカ、ミャンマー、東アフリカ
概略
サファイヤのなかでピンク色をしたものをさします。コランダムに含まれているクロムの量によって、ピンク色に近いサファイアが採掘されます。美しいものは数が少なく、価値があります。クロムの量が増えるとルビーになります。

ブラッドストーン

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
インド、ブラジル、オーストラリア、中国、アメリカ
概略
ブラッドストーンは、濃いグリーンの地色に鉄に起因する赤色の斑点模様があります。血のように見えることから、この名前がつきました。この赤い斑点がイエス・キリストの血であると言われ、特別な力が備わっているとされ、古代では「戦士の石」として、戦場での負傷除けの護符として用いられていました。成功を呼ぶパワーストーンとして人気があり、ライバル封じに効力があるとされています。

ブルーレースアゲート

ブルーレースアゲート
結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
ドイツ、ウルグアイ、ブラジル、メキシコ、マダガスカル、イタリア、エジプト、インド、中国、スコットランド
概略
パステルブルーと白のやさしいレース模様の石です。名称の通り、アゲートの一種。さわやかな色彩が、神経の高ぶりを抑え、リラックスしたいときに最適です。また、友情のお守りとして身につけると信頼感が高まります。

プレナイト

プレナイト
結晶系
斜方晶系
基本的な化学組成
カルシウム、アルミニウム、水酸、珪酸塩
モース硬度の平均値
6
主な産地
スコットランド、オーストラリア、フランス
概略
プレナイトは、ドロップのようなカワイイ、淡いグリーンから黄色の石です。繊維状組織のプレナイトは、カボションカットするとキャッツアイ効果そ示すものもあります。この石は、体の消化吸収、排出の機能を高めるパワーをもっています。

ヘマタイト

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
鉄の酸化物
モース硬度の平均値
6.5
主な産地
北アメリカ(スペリオ湖、ケベック)、ブラジル、ベネズエラ、イングランド、スイス、ブラジル、ドイツ、エルバ島
概略
へマタイトは、不透明の金属光沢をもち、切断すると真っ赤な断面が見えることから、ギリシャ語で血を意味する「heima」が名前の由来です。この石は、古くから、血止めの薬や、戦士の護符として愛用されていました。

ペリドット

結晶系
斜方晶系
基本的な化学組成
マグネシウム、鉄珪酸塩
モース硬度の平均値
6.5
主な産地
エジプト(セントジョンズ島)、中国、ミャンマー、ブラジル、アメリカ(ハワイ州、アリゾナ州)、オーストラリア、南アフリカ、ノルウェー
概略
ペリドットは、鉄に起因する美しいオリーブグリーン、ボトルグリーンの石です。この石の歴史は古く旧約聖書の中でも登場し、その当時の宝石の中でも上部に位置されていました。この石のパワーは、内面を輝かせる力が強力です。また、嫉妬やねたみによる精神的な苦痛を取り除いてくれます。

マラカイト

マラカイト
結晶系
単斜晶系
基本的な化学組成
銅の水酸化炭酸塩
モース硬度の平均値
4
主な産地
ザイール、ナミビア、アメリカ(アリゾナ州、ユタ州)、メキシコ、ザンビア、オーストラリア、ソ連
概略
マラカイトは、不透明で銅成分に起因する鮮やかな緑色の石です。塊状の石は、縞模様が表れるように研磨、彫刻されます。この石は、古くから人気があり、エジプト女王クレオパトラも愛用していました。このいしは、肉体の苦痛を和らげ、昔は、危険や疾病から守られるといわれていました。

ミルキークオーツ

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
ロシア(シベリア)、ブラジル、マダガスカル、ヨーロッパ(アルプス地方)、アメリカ、ナミビア
概略
ミルキークオーツは、乳白色やクリーム色のインクルージョンにより、透明または半透明の美しいクオーツです。アテリズム効果(星状光彩)を示すものも多い。この石は、体調を整え、ネガティブな思考を、霧が晴れたように明るい方向に導きます。

ムーンストーン

ムーンストーン
結晶系
単斜晶系
基本的な化学組成
カリウム・アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
6
主な産地
ミャンマー、スリランカ、インド、マダガスカル、ブラジル、アメリカ、メキシコ、タンザニア、ヨーロッパl(アルプス地方)
概略
小説家の開高健さんがこよなく愛したムーンストーン。名前の通り月と密接なクリスタルとして、水晶と並び古代から愛用されていました。色調は、ベージュやオレンジ、ピンク、グレー、グリーン、ブラックがあります。この石は、思わぬ幸運を招いたり、体調不良の改善、未来の予知などに大きなパワーを発揮します。

モスアゲート

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
インド、中国、アメリカ
概略
モスアゲートは、半透明、無色か白色または灰色の地に、あたかも苔や植物が溶け込んでいるようなインクルージョンがあるのが特徴です。この石は、古代より、豊作を願う石として、崇拝されていました。豊かな自然のパワーをもたらし、心が癒やされます。

モルガナイト

結晶系
六方晶系
基本的な化学組成
ベリリウム・アルミニウム珪酸塩
モース硬度の平均値
7.5
主な産地
アメリカ(カリフォルニア州)、マダガスカル、ブラジル、イタリア、モザンピーク、ナミビア、ジンバブエ、パキスタン
概略
モルガナイトは、マンガンを不純物に含むため色がピンク、ピーチ、紫、ばら色になるベリルの一種です。この石は、愛情を表すクリスタルで、謙虚な愛が欲しいとき、心の成長を願うときなどに力をかしてくれます。

ユナカイト

ユナカイト
結晶系
単斜晶系
基本的な化学組成
カルシウム・アルミニウム・鉄・水酸・珪酸塩
モース硬度の平均値
6.5
主な産地
アメリカ(ノースカロライナ州、ユナカ山)、オーストラリア、フランス(アルプス地方)、旧ソ連邦、イタリア(エルバ島)、モザンピーク、メキシコ
概略
ユナカイトは、アメリカ・ノースカロライナ州、ユナカ山が原産地であることから、この名称がつけられました。黄緑から緑にやわらかいピンクの混ざった色調です。この石は、主成分がエピドートで、クローライトやクオーツ、フェルスパーなどの混合石で、独立したクリスタルではありません。さまざまな混合石なので、それぞれの石の相互作用により、大きなパワーを秘めています。恐怖心を取り去り、心にエネルギーを与え、安定感と安らぎを与えます

ラピスラズリ

ラピスラズリ
結晶系
不定(単体では等軸晶系)
基本的な化学組成
ラズーライト、その他の鉱物で構成
モース硬度の平均値
5.5
主な産地
アフガニスタン、アルゼンチン、旧ソ連邦、チリ、アメリカ、カナダ
概略
ラピスラズリとは、ラテン語でラピス「石」、アラビア語でラズリ「青」または、「空」を意味し、その名のとおりラジュライト(青金石)を主成分にした群青に、黄鉄鉱や、長石、方解石などの、数種類の鉱物から構成される青色の岩石である。日本では、12月の誕生石として有名。世界最古の聖石であり、試練を与えたあと、幸福を運んでくると言ったような奥深い石です。また、危険を回避するお守りとして、パワーを発揮します。

ラブラドライト

ラブラドライト
結晶系
三斜晶系
基本的な化学組成
ナトリウム・カルシウム・アルミノ珪酸塩
モース硬度の平均値
6
主な産地
カナダ(ラブラドール)、フィンランド、ノルウェー、旧ソ連邦
概略
ラブラドライト(曹灰長石)の名は18世紀に始めて発見されたカナダ北東部のラブラドル半島に由来しています。光の角度によって幻想的な青や黄緑の輝きを見せ、まるで、虹色の閃光(ラブラドレッセンス)を放った輝きは非常に神秘的。ラブラドレッセンスは、光が鉱物の内部を通過すると、屈折率の違う部分がいくつも積み重なっている双晶によって生じた光の干渉によって、ブルー・グリーン・イエローなどの金属色の変彩を放ちます。この石は、心の友や良き理解者が欲しいとき、集中力をつけたいときなどにパワーを発揮します。

ラリマー

結晶系
三斜晶系
基本的な化学組成
ナトリウム、カルシウム、珪酸塩、水酸化物
モース硬度の平均値
5
主な産地
ドミニカ、チェコ
概略
ラリマーは、1974年に発見されたカリブの海をそのまま石にしたようなカリビアンブルーの青く美しい石です。これは、バナジウムの成分が空色に発するペクトライトの一種です。この石の名前の由来は、ドミニカ共和国の宝石商の娘の名前のラリとスペイン語で海を意味するマーを合わせてつけたれたと言われています。この石は、平和と調和を促し、協調性がほしいときなどに効果があります。

ルビー

ルビー
結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
酸化アルミニウム
モース硬度の平均値
9
主な産地
ミャンマー、タイ、アフガニスタン、パキスタン、ベトナム、インド、アメリカ(ノースカロライナ州)、ロシア、オーストラリア、ノルウェー
概略
ルビーは、サファイアと同じコランダムの鉱物で、赤色に発するものをルビーといいます。色調は、赤色、ピンク、紫、などです。また、ルチルのインクルージョンにより、六条の光を表すアテリズム効果が見られます。この石を、スタールビーと言います。この石は、古代から健康効果の高い石で、薬石として活用され、または、困難に打ち勝つ勝利の石といわれています。

ルベライト(トルマリン)

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
複雑なホウ珪酸塩
モース硬度の平均値
7.5
主な産地
ロシア、マダガスカル、アメリカ、ブラジル、ミャンマー、東アフリカ
概略
ラテン語で、ルベライトは赤を意味します。色はピンクや赤で、最も価値があるのはルビーレッドの石です。繊維状組織のものはカボションカットするとキャッツアイ効果を示します。

レモンクオーツ

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素+硫黄
モース硬度の平均値
7
主な産地
概略
レモンクオーツは、名前の通りさわやかなレモンカラーのクリスタルです。こすると「硫黄」による強い刺激臭があります。この石は、鉱物の標本として使用され、宝石とし使われることは稀です。この石は、疲労回復や、消化不良に良い効果を与えます。

ローズクオーツ

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
二酸化珪素
モース硬度の平均値
7
主な産地
マダガスカル、ブラジル、スコットランド、旧ソ連邦、アメリカ(コロラド州)、スペイン
概略
ローズクオーツは、ピンクやピーチ色の石英です。少量のチタンが含有されて色を発します。また、ルチルのインクルージョンがある場合は、六条の星状のアテリズム効果が表れます。この石は、愛のエナジーを代表する石で、自分自身を愛し、大切にするヒーリング効果があります。また、恋愛成就のお守りに輪パーを発揮します。

ロードクロサイト

結晶系
三方晶系
基本的な化学組成
マンガンの炭酸塩
モース硬度の平均値
4
主な産地
アルゼンチン、ペルー、アメリカ
概略
ロードクロサイトは、ギリシャ語で、ばらを意味する「rhode」と、色を意味する「chrom」に由来します。ピンク色はマンガンに起因し、一般には飾り石にされます。この石は、アルゼンチンやペルーで産出されることから、インカローズとも呼ばれています。また、この石には、胸に置くと、過去の愛のトラウマや傷ついた事柄を癒やし、腹部に置くとやる気を促進します。また、魅力や個性を向上したいときのパワフルクリスタルです。

ロードナイト

ルビー
結晶系
三斜晶系
基本的な化学組成
マンガン珪酸塩
モース硬度の平均値
6
主な産地
ロシア(ウラル地方)、スウェーデン、オーストラリア、ブラジル、メキシコ、マダガスカル、南アフリカ、日本、ニュージーランド、イングランド
概略
ロードナイトは、ピンク色かばら色をしていますが、黒いろの葉脈状のマンガンが混じっています。透明な結晶は稀です。和名は、薔薇輝石といわれますが、輝石のグループには属さないマンガン鉱物であることが近年判明しています。この石は、愛情を行動力に変える道しるべを教えてくれます。

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